7月7日の真夜中の夢



そう、それは とても素敵な夢でした

私は1人で ぽつりと 天の川を 不安そうに見上げていました

すると 突然 蓮子が現れて

「メリー、天の川まで走るわよ!」

と 半ば強引に 私の手を取り 天を駆けたのです

「天の川の星達の様子がおかしい気がするの」

私がそう呟くと 蓮子は

「じゃあ尚更一緒に行かなくちゃ! 至近距離での天体観測になりそうね!楽しみだわ!」

とても嬉しそうに 胸を高鳴らせ 速度を上げるのでした

私の世界から 不安を吹き消すのは いつも蓮子

そう それが たとえ夢の中だとしても

「 ありがとう 蓮子 」

・・・って、目が覚めたら蓮子に言おうっと。